■ DDS作用(経皮吸収システム)とポーア効果
炭酸ガスというのは、皮膚や角質層に浸透しやすいという
性質を持っています。(DDS作用「経皮吸収システム」)
肌に浸透した炭酸ガスは、血液の中にまで取り込まれるのですが、
血中に炭酸ガスが入ると酸素が出ていってしまいます。
すると、体は、血中に酸素を取り込もうとするので新陳代謝がアップ、これが『酸素供給作用(ボーア効果)』です。
これによりお肌の血行が促進「ターンオーバー」が活性化して
お肌のくすみ、しわ、たるみ、毛穴の引き締め等様々なお悩みトラブルを改善できます。
DDS=ドラッグデリバリーシステム
「薬剤を幹部に効率よく運ぶ」という意味です。
薬などの成分の中には、身体の中ですぐ分解されてしまい効力がなくなってしまうものや
必要のない部位に作用してしまい副作用を引き起こすこともあります。
薬のもつこのような欠点を改善する技術がドラッグデリバリーシステムです。
有効成分を肌表面に留まらずより深部にある細胞にまで到達させ効果を高めてゆきます。
※炭酸パックはこの作用を利用して作られています。
■ ODT(栄養導入)効果とは
ODTとは、DDS作用を利用したもので薬剤(美容液)を塗った上からフイルムなどで覆って
成分を皮膚の深部まで行き渡らせる効果を言います。
肌の新陳代謝、肌の生まれ変わりをターンオーバーといいます。
皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」から成り、さらに表皮は一番内側から「基底層」
「有棘層(ゆうきょくそう)」「顆粒層」「角質層」と4層構造になっています。
基底層で生まれた細胞は形を変えながら表面に押し上げられていき、
無核となり死んだ状態で角化細胞となりますが、
この細胞は新しい細胞に押し上げられるようにして表面まで上がり、
最後はアカとなって自然にはがれ落ちる構造となっています。
このサイクルがターンオーバーです。
このように表皮は絶えず入れ替わっているため、表皮に傷がついても
かさぶたとなってはがれ落ち、きれいな肌に生まれ変わるのです。
ターンオーバーの速度は体の部位によって異なりますが、およそ28日~56日程度。
基底層から顆粒層まで14~42日。角質細胞となってはがれ落ちるまで14日。
個人差はありますが約28日~56日かけて行われます。
ターンオーバー周期には個人差があります。
一般的には加齢とともに新陳代謝が低下し、30代~40代になると45日程度はかかるといわれます。
年齢とともにちょっとした傷も治りにくくなっていくのはそのためです。
※肌がくすむ、シミが増えた・濃くなったなどの症状が現れたら
ターンオーバーの機能が低下しているサインだと見逃さないようにしましょう。